まったり~村通信No.181 2009年11月27日
夏の野菜もすっかり霜にやられて枯れ、あんなに猛威をふるっていた夏草も茶色にからからになってさわるとぽろぽろ朽ちていきます。小松菜などは朝は凍っていて、日があたってしばらくすると溶けて新たな1日の活動を始めます。黄色や赤の葉は落ちて、少しにぎやかに歩く道をかざってくれています。
最近よく思い出すのは「一粒の麦 地に落ちて死なずば 唯一つにて在らん もし死なば、多くの実を結ぶべし」という聖書の言葉です。今年は多くの偉大な方が亡くなりました。少数の偉大な人の時代は終わって一人一人が自分の道を生きていく時代になるのかなあ、などと勝手に思ったり。
前置きが長くなりましたが、先日、とうとうヤギを解体しました。私達が留守の間、子ヤギが水路に落ちて死んでしまい、その日の夕方、川の近くの広場で、近くの農家の研修生に手伝ってもらって3人で行いました。主人も私もその研修生も実際解体したことはなく、できるのか不安でしたが、実際に行うと、鶏をさばしているせいか、自然に切るべき場所がわかって特に問題なくすすめることが出来ました。皮が思ったより固く、それでもナイフはするすると入ります。無事に最後まで終わったものの、家に帰って寝ることができそうもなく、しばらく火を焚いてその場にいましたが、研修生がその場にあるバケツや竹をたたき始め、また主人がお酒を持ってきたので、皆で遅くまで火を囲んで追悼のバケツ太鼓を聞いていました。
翌々日は近くの有機農家と大学生との集まりがあり、ヤギ鍋をもって行きました。前日の夜から骨に水を入れて薪ストーブの上に乗せてだしをとったのですが、その間、不思議な匂いに包まれました。ケーキをやいているような、甘い香りです。汁を少し飲むと、卵の白身の味がします。大学生は嫌がるかと思ってましたが、皆、喜んで食べてくれたのが嬉しかったです。
焼いた灰は畑に、皮は、アフリカのジャンベという太鼓をとても素敵にたたくその研修生に(太鼓を作ってくれるそうです)、お肉は皆に食べてもらいました。だしをとった骨がスープに残っていて、主人がすこしかむと、骨の間からとてもいい味の液が出てくるとのこと。エスキモーは骨髄の中の汁を飲むんだと、骨を割ってみると、その中からもお肉のような塊が骨の形に添って入っていました。食べてみると、頭のてっぺんに染み渡るような味がしました。プリンのような食感で、強烈な味はないのですが、かに味噌のようななめらかな甘みが後から感じられるような、不思議な味わいでした。
そんなショックじゃあなかったなあ、と思いつつも、ボーっとしていたようで、指の先っぽを5mmくらいですが、剪定ばさみでちぎってしまい、痛くて血も止まらないので、昨日は一日天気のいい中寝てしまいました。この暮らしになってから、沢山の死を目の当たりにして、だいぶ精神的にもパンチをくらいまくっていますが、その反面、嬉しいことや楽しいことや感動することもたくさんあります。生きているってこういうことかと思いつつ、何かを学んで栄養にして進んでいくしかないのかなと思いました。
翌々日、小腸でソーセージをつくりました!肉として食べづらい筋とか皮の部分をひき肉にして、にんにくと塩コショウ、砂糖少々と、タイム、ローズマリー、オレガノ、卵白(塩コショウと砂糖以外は全部まったり~村産!!)を入れて混ぜ、ロートの先っぽにつけた小腸に入れていきます。入れ終わったら、半分にねじって、その後3cmくらいづつにねじって交差させていきます。終わったら少し薫蒸し、75℃で30分茹でて終了。夜7時から始めて終わったのは真夜中12時。29本のソーセージが出来ました。1本を2人で試しに食べてみました。んん??というような不思議な固さでしたが、味は◎。1週間しか持たないということなので、冷凍して、12月の友人の送別会にもって行く予定です。楽しむのが一番の成仏です!!
最近よく思い出すのは「一粒の麦 地に落ちて死なずば 唯一つにて在らん もし死なば、多くの実を結ぶべし」という聖書の言葉です。今年は多くの偉大な方が亡くなりました。少数の偉大な人の時代は終わって一人一人が自分の道を生きていく時代になるのかなあ、などと勝手に思ったり。
前置きが長くなりましたが、先日、とうとうヤギを解体しました。私達が留守の間、子ヤギが水路に落ちて死んでしまい、その日の夕方、川の近くの広場で、近くの農家の研修生に手伝ってもらって3人で行いました。主人も私もその研修生も実際解体したことはなく、できるのか不安でしたが、実際に行うと、鶏をさばしているせいか、自然に切るべき場所がわかって特に問題なくすすめることが出来ました。皮が思ったより固く、それでもナイフはするすると入ります。無事に最後まで終わったものの、家に帰って寝ることができそうもなく、しばらく火を焚いてその場にいましたが、研修生がその場にあるバケツや竹をたたき始め、また主人がお酒を持ってきたので、皆で遅くまで火を囲んで追悼のバケツ太鼓を聞いていました。
翌々日は近くの有機農家と大学生との集まりがあり、ヤギ鍋をもって行きました。前日の夜から骨に水を入れて薪ストーブの上に乗せてだしをとったのですが、その間、不思議な匂いに包まれました。ケーキをやいているような、甘い香りです。汁を少し飲むと、卵の白身の味がします。大学生は嫌がるかと思ってましたが、皆、喜んで食べてくれたのが嬉しかったです。
焼いた灰は畑に、皮は、アフリカのジャンベという太鼓をとても素敵にたたくその研修生に(太鼓を作ってくれるそうです)、お肉は皆に食べてもらいました。だしをとった骨がスープに残っていて、主人がすこしかむと、骨の間からとてもいい味の液が出てくるとのこと。エスキモーは骨髄の中の汁を飲むんだと、骨を割ってみると、その中からもお肉のような塊が骨の形に添って入っていました。食べてみると、頭のてっぺんに染み渡るような味がしました。プリンのような食感で、強烈な味はないのですが、かに味噌のようななめらかな甘みが後から感じられるような、不思議な味わいでした。
そんなショックじゃあなかったなあ、と思いつつも、ボーっとしていたようで、指の先っぽを5mmくらいですが、剪定ばさみでちぎってしまい、痛くて血も止まらないので、昨日は一日天気のいい中寝てしまいました。この暮らしになってから、沢山の死を目の当たりにして、だいぶ精神的にもパンチをくらいまくっていますが、その反面、嬉しいことや楽しいことや感動することもたくさんあります。生きているってこういうことかと思いつつ、何かを学んで栄養にして進んでいくしかないのかなと思いました。
翌々日、小腸でソーセージをつくりました!肉として食べづらい筋とか皮の部分をひき肉にして、にんにくと塩コショウ、砂糖少々と、タイム、ローズマリー、オレガノ、卵白(塩コショウと砂糖以外は全部まったり~村産!!)を入れて混ぜ、ロートの先っぽにつけた小腸に入れていきます。入れ終わったら、半分にねじって、その後3cmくらいづつにねじって交差させていきます。終わったら少し薫蒸し、75℃で30分茹でて終了。夜7時から始めて終わったのは真夜中12時。29本のソーセージが出来ました。1本を2人で試しに食べてみました。んん??というような不思議な固さでしたが、味は◎。1週間しか持たないということなので、冷凍して、12月の友人の送別会にもって行く予定です。楽しむのが一番の成仏です!!
● 本日のお野菜
★ 白菜 鍋。ゆでてゴマとしょうゆなどなど。
★ 人参 肥料を押さえることで、だんだんまったり~村の野菜は薬のような味になってきたような気がします。
★ 大根 宮重大根です。生食が適しているようですが、漬物、煮物にも。
★ カブ かぶを抜く時に白い丸いかわいい姿が見えるととても楽しいです。
★ 小松菜 こちらの葉物は独特な味があります。近所の有機農家さんの味噌汁も同じ風味がありました。土地の味なのでしょうか?味噌汁や鍋に入れるとこくがでます。茹でて胡麻和えなど。味噌汁や吸い物に。
★ パラロッサ ラディキオ トレビスとも言います。ほろ苦さと甘みのある菊科の野菜です。サラダや付け合せに。この寒さで苦さが強いかもしれませんが、美しいので入れてしまいました。飾りや彩りでも。
★ キャベツ どうも遅れて丸まると固くなってしまうようです。炒めたり茹でて和えたり。
★ 長ネギ
★ じゃが芋 メークインです。煮崩れしづらいので煮込み料理に適しています。
★ ターツアイ 中国野菜です。炒めてオイスターソースで味付けたり、塩コショウで。
太陽の光を沢山浴びて、適度の運動や入浴で少しの汗をかけるうちにかいておくと風邪予防と冬の冷え防止になります。お体に気をつけてお過ごしください。
★ 白菜 鍋。ゆでてゴマとしょうゆなどなど。
★ 人参 肥料を押さえることで、だんだんまったり~村の野菜は薬のような味になってきたような気がします。
★ 大根 宮重大根です。生食が適しているようですが、漬物、煮物にも。
★ カブ かぶを抜く時に白い丸いかわいい姿が見えるととても楽しいです。
★ 小松菜 こちらの葉物は独特な味があります。近所の有機農家さんの味噌汁も同じ風味がありました。土地の味なのでしょうか?味噌汁や鍋に入れるとこくがでます。茹でて胡麻和えなど。味噌汁や吸い物に。
★ パラロッサ ラディキオ トレビスとも言います。ほろ苦さと甘みのある菊科の野菜です。サラダや付け合せに。この寒さで苦さが強いかもしれませんが、美しいので入れてしまいました。飾りや彩りでも。
★ キャベツ どうも遅れて丸まると固くなってしまうようです。炒めたり茹でて和えたり。
★ 長ネギ
★ じゃが芋 メークインです。煮崩れしづらいので煮込み料理に適しています。
★ ターツアイ 中国野菜です。炒めてオイスターソースで味付けたり、塩コショウで。
太陽の光を沢山浴びて、適度の運動や入浴で少しの汗をかけるうちにかいておくと風邪予防と冬の冷え防止になります。お体に気をつけてお過ごしください。
- このエントリーのカテゴリ : ある日の野菜セット&お便り
トラックバック
コメント
カテゴリー
最近の日記
まったり~村での日々の出来事です。
最近のコメント
最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム
プロフィール
Author:まったり~村の村民たち
茨城県常陸太田市(旧:里美村)で百姓してます。農薬、化学肥料、除草剤を使わず多品目の安心して皮ごと食べられるおいしい野菜、安全な飼料にこだわった“コッコちゃんの玉子”を育てています。農園内でグルグル循環できる様にしています。
<まったり~村の小さな農園>
〒311-0503
茨城県常陸太田市小菅町1215
電話&ファクス 0294-82-3003
mail mattaryvillage@@gmail.com
(@を一つ除いてください)
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
月別の日記です
- 2018年04月 (2)
- 2018年03月 (9)
- 2018年01月 (1)
- 2017年12月 (5)
- 2017年11月 (5)
- 2017年08月 (4)
- 2017年07月 (15)
- 2017年06月 (4)
- 2017年05月 (5)
- 2017年04月 (9)
- 2017年03月 (7)
- 2016年12月 (2)
- 2016年10月 (12)
- 2016年09月 (4)
- 2016年04月 (2)
- 2016年02月 (4)
- 2016年01月 (6)
- 2015年12月 (1)
- 2015年11月 (1)
- 2015年10月 (20)
- 2015年09月 (4)
- 2015年08月 (2)
- 2015年06月 (8)
- 2015年05月 (6)
- 2015年04月 (6)
- 2015年03月 (2)
- 2015年02月 (5)
- 2015年01月 (3)
- 2014年12月 (5)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (5)
- 2014年09月 (1)
- 2014年08月 (2)
- 2014年06月 (4)
- 2014年05月 (5)
- 2014年04月 (2)
- 2014年02月 (3)
- 2014年01月 (2)
- 2013年12月 (2)
- 2013年11月 (9)
- 2013年10月 (6)
- 2013年09月 (2)
- 2013年08月 (1)
- 2013年07月 (5)
- 2013年06月 (1)
- 2013年04月 (1)
- 2013年03月 (6)
- 2013年02月 (5)
- 2012年12月 (2)
- 2012年11月 (1)
- 2012年10月 (10)
- 2012年09月 (11)
- 2012年08月 (7)
- 2012年07月 (2)
- 2012年06月 (4)
- 2012年05月 (4)
- 2012年04月 (2)
- 2012年03月 (1)
- 2012年02月 (8)
- 2012年01月 (7)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (1)
- 2011年09月 (12)
- 2011年06月 (3)
- 2011年05月 (3)
- 2011年04月 (11)
- 2011年03月 (15)
- 2011年02月 (13)
- 2011年01月 (10)
- 2010年11月 (9)
- 2010年10月 (10)
- 2010年09月 (10)
- 2010年08月 (5)
- 2010年07月 (2)
- 2010年05月 (3)
- 2010年04月 (3)
- 2010年03月 (5)
- 2010年02月 (10)
- 2010年01月 (5)
- 2009年12月 (9)
- 2009年11月 (14)
- 2009年10月 (12)
- 2009年09月 (5)
- 2009年08月 (8)
- 2009年07月 (3)
- 2009年06月 (6)
- 2009年05月 (7)
- 2009年04月 (2)
- 2009年03月 (6)
- 2009年02月 (3)
- 2009年01月 (7)
- 2008年11月 (3)
- 2008年10月 (8)
- 2008年09月 (10)
- 2008年08月 (10)
- 2008年07月 (16)
- 2008年06月 (7)
- 2008年05月 (5)
- 2008年04月 (3)
- 2008年03月 (13)
- 2008年02月 (11)
- 2008年01月 (10)
- 2007年12月 (12)
- 2007年11月 (11)
- 2007年10月 (6)
- 2007年09月 (7)
- 2007年08月 (7)
- 2007年07月 (23)
- 2007年06月 (15)
- 2007年05月 (20)
- 2007年04月 (22)
- 2007年03月 (26)
- 2007年02月 (17)
- 2007年01月 (17)
- 2006年12月 (16)
- 2006年11月 (3)
- 2006年10月 (8)
- 2006年09月 (14)
- 2006年08月 (19)
- 2006年07月 (23)
- 2006年06月 (5)